日本はクレーマー大国と言われており、海外の反応も様々です。
日本と外国のクレーム対応の違いをネタにした動画も多くあります。
では、日本人のクレーマーに対して、海外の人はどのように感じているのでしょうか?
今回の記事では、日本人クレーマーへの海外の反応が分かるエピソードを紹介します。
この記事で分かること
- 日本人はクレーマーが多い!海外の反応の誤解
- 海外では日本人は「サイレントクレーマー」と恐れられている
- 日本人クレーマーへの海外の反応
- 海外の人をドン引きさせた日本人クレーマー
- 日本人クレーマーは海外に比べて多いわけではない
日本人はクレーマーが多い!海外の反応の誤解

日本人はクレーマーが多い。
これは多くの日本人が、何となく感じているのではないでしょうか?
・海外からも日本人はクレーマー気質だと思われている
こんな風に考えている日本人も、決して少なくありません。
海外の人は日本人のマナーの良さを評価している
海外の人から日本人はクレーマーが多いと思われている。
こんな風に感じ、日本という国を恥ずかしく思う人もいると思います。
しかし、その考えは間違っています。
正直な所、海外の人達は日本人のマナーの良さの方をむしろ評価しています。
ホテルの接客業をしている外国人も、口を揃えてこう言います。

日本人の観光客のマナーは世界で一番。
これって、言われてみればじゃないですか?
日本人の大半って、本当に勤勉で真面目で思いやりのある人が多いです。
激ヤバなモンスタークレーマーがいるのは事実です。
しかしそれは一部であって、全体的に見ればいい人が多いのが日本です。
ホテルなどでも、従業員のためにエレベーターのボタンを押してあげる日本人って多いです。
こんな事するのって、全世界でも日本人ぐらいのものです。
それゆえ、日本人に対する海外の評価は基本的には高いのです。
海外では日本人は「サイレントクレーマー」と恐れられている
しかし、日本人は良客であると同時に、恐れられている存在でもあります。
これが海外の素直な反応です。
なぜ海外の人は日本人を恐れるのか?
それは、
・日本人の多くはサイレントクレーマーだから
です。
サイレントクレーマーとは、その場で不満があってもクレームを言わない人です。
しかしクレームを言わないだけで、決して製品やサービスに満足しているわけではない...
それゆえ、リピーターなどにはなってくれません。
それどころか、自社の悪い点を後日悪い口コミとして流されます。
海外の場合、クレームはその場で企業に行います。
だから会社としてもすぐに改善できるし、改善さえすればリピーターになってくれる人も増えます。
しかし日本人は、遠慮しがちなので、その場でクレームしてくれない。
そのことが後々大きなマイナスになるので、海外の企業は日本人の顧客を恐れているのです。
日本人クレーマーへの海外の反応

日本人の大半はいい人です。
クレーマーではありません。
しかし、一部の日本人は強烈なクレーマーで、海外からもひどい評価を受けたこともあります。
日本人は最悪の観光客!二度と来るな
上記は、フランス人の日本人クレーマーに対する反応をまとめた動画です。
タイトルは、「日本人さ最低の観光客!二度と来るな!」です。
この事件は、フランスの観光地で起こりました。
現地のレストランで飲み食いした日本人の態度を注意したフランス人。
それに対し日本人観光客は、お代をテーブルに叩きつけ激怒。
後日、その店の悪口をネットに書き込んでクレームを言っていたのです。
このことで、フランスのお店は日本人を全員出禁にします。
ただ、この店には日本人を擁護するコメントが溢れたのも事実です。
他のフランスの店舗のオーナーからは、

すべての日本人がそうじゃない。

むしろ日本人はマナーがいい方だ。
等の、日本人観光客を擁護する声が挙がったのです。
このことからも分かるように、全般的に日本人はクレーマーだと思われていません。
一部の日本人が起こしたクレームが大騒ぎされているだけ。
その一部が、あたかも日本人全体がクレーマー大国の住人のように写ってしまうのです。
ネット上にクレーマーが多いのが日本人
次に、オンライン上の日本人のクレーマー気質問題を取り上げているニュースを紹介します。
参考にしたのは以下の記事です。
参考:「クレーマー気質」は日本人の専売特許と思いきや…ヨーロッパにも国民“総警察”のクレーム大国が?
上記の記事では、Amazonのレビューからうかがえるクレーマー日本人への海外の反応が分かります。
Amazonは全世界にマーケットを持つ多国籍企業の1つです。
そのため、カスタマーレビューを見たときに、国民性が比較できてしまうのです。
では、そんなAmazonカスタマーレビューから見た日本人はどうか?
結論、日本人クレーマーが目立ちます。
日本人の場合、細かいことで評価を下げたり、批判コメントを残す人も多いようです。
日本人って、対面だとほとんどクレームしません。
しかし、面と向かっていない時は、本当に凶暴な人種です。
カスタマーレビューのように匿名性が担保される場面だと、クレームを入れまくっています...
この辺りだけを切り取ると、「クレーマー大国日本」と言われても仕方ないように思えます。
海外の人をドン引きさせた日本人クレーマー

日本人の多くは温厚です。
サイレントクレーマーではありますが、そこまで悪名高く言われるほどでもない...
しかしどうしてこうも、日本はクレーマー大国と言われてしまうのか?
それは、一部のクレーマーが過激すぎるからです。
海外から見た時、考えられないようなクレーマー事件が発生しているからです。
ファミマ土下座強要事件
日本人クレーマーが過激化した例として、土下座強要事件が有名です。
ファミマの店員の接客態度の悪さを指摘したDQNが、店員に土下座させた事件です。
これに対して、海外の反応は衝撃を受けたとのことです。

土下座して謝罪までさせるなんて日本のクレーマーって凄いな!
日本はこれ以外にも、しまむらでも同様の土下座強要事件が起こっていましたからね。
※もちろん、警察沙汰になって逮捕されています。
-
-
コンビニクレーマーに警察が対応&逮捕!ファミマ土下座強要恐喝事件
コンビニにおけるクレーマー事例は、年々増えています。警察もカスハラ対策に本格的に乗り出し、クレーマー への対処を強化しています。しかし、カスハラ対策が強化される以前にも、警察はコンビニのクレーマーで動 ...
続きを見る
1人の老人クレーマーのせいで公演が潰された事件
また、日本では海外では信じられないようなクレーマー事件が起こっています。
それが、「青木島遊園地」の事件です。
近隣の老人が遊園地で遊ぶ子供の声がうるさいと18年以上もクレームを言い続けます。
その結果、その遊園地が閉鎖されてしまう...
たった1人のクレーマーのせいで、子供達の遊び場が奪われた事件として有名です。
こう言った事件も、海外ではあまり耳にしません。
-
-
青木島遊園地クレーマー全解説!実名は信州大学斎藤?その後は?
クレーマー事案としてメディアでも報じられたのが、「青木島遊園地」です。ある一人のクレーマーによって、青木島遊園地は現在廃止になりました。そのクレーマーが、信州大学教授「斉藤保典さん」では?とネットで特 ...
続きを見る
日本人クレーマーは海外に比べて多いわけではない

日本人のクレーマーは異常です。
しかしこれは、一部の異常者が本気で異常というだけです。
しつこいですが、日本人は別にクレーマーが多いわけではありません。
と言うよりも、クレームの数や割合を比較すると、海外の方がクレームは多いです。
海外の人は、製品やサービスに対しての不満は、その場ですぐに言っていますからね...
-
-
クレーマーは日本だけって本当?海外比較の結果見えた日本人の特徴
クレーマーは日本だけ。クレーマーは日本に特に多い印象。おそらくこれが、誰しも薄々気付いていることではないでしょうか?・お客様は神様だ!と言った言葉が蔓延してしまうあたり、日本人はお客様ファースト。お金 ...
続きを見る
総括:日本人クレーマーに対する海外の反応集
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
- 日本とクレーム文化の誤解:
- 海外では日本人のマナーが高く評価されているが、一部の過激なクレーマーによって「クレーマー大国」とのイメージも存在する。
- 日本人は「サイレントクレーマー」として知られ、不満をその場で表さないことが多い。
- 海外の反応:
- 日本人クレーマーに対して、一部の海外の人々は衝撃や不快感を表明している。
- 海外での異常なクレーマー事件(例: ファミマ土下座事件、青木島遊園地閉鎖事件)が特に注目されている。
- クレームの対面とオンラインの違い:
- 日本人は対面ではほとんどクレームを行わないが、オンラインでは積極的に意見を表す傾向にあり、その激しさが外国人を驚かせることがある。
- クレーマーが多いわけではない:
- 総合的に見ると、日本人クレーマーの数は海外に比べて多くはないが、一部の過激な事件が目立つため、そう見られがちである。
クレーマーに関しては、以下の記事でさらに詳細が分かります。
クレーマーの特徴・心理・対処法について総合的にまとめています。