クレーマー事案としてメディアでも報じられたのが、「青木島遊園地」です。
ある一人のクレーマーによって、青木島遊園地は現在廃止になりました。
そのクレーマーが、信州大学教授「斉藤保典さん」では?とネットで特定されています。
今回の記事では、青木島遊園地クレーマー事案の全貌を関して解説していきます。
ニュースでも事案の概要が報じられました。↓
この記事で分かること
- 青木島遊園地のクレーマー事案の一部始終
- 青木島遊園地クレーマーと呼ばれる信州大学教授斎藤保典さんについて
- 青木島遊園地が廃止されたその後の話
Contents
青木島遊園地のクレーマー事案の全て!何が問題で廃止?

まず最初に、「青木島遊園地」で起こったクレーマー事案に関して解説します。
青木島遊園地クレーマーのポイントは以下の通りです。
それぞれ解説します。
1人のクレーマーが「子供の騒音」にクレームを入れる
青木島遊園地は、長野市の中にある遊園地です。
遊園地なのでその場所は近所の子どもたちの遊び場になっていました。
ただ、1人の老人が以下のクレームを市に入れます。
子供の遊び声がうるさいからなんとかしろ。
この老人は、遊園地の近くに住んでいました。
家で仕事をすることも多く、子供の声がうるさいと感じていました。
そのため、市に対してクレームを言っていたのです。
しかもこのクレームは、10年以上言い続けていたとのこと。
また、現地で子供相手に以下のような行為をしたとのこと。
ボール遊びしてた子供の手を引き、看板の前に立たせて注意させた
このことはもはや虐待では?とも言われています。
なお、この件に関しては市役所の議事録などに残っています。
青木島遊園地の廃止が決定される
そして、最終的には青木島遊園地の廃止が決定されることになります。
結果的に、近所の老人クレーマーの意見を市が尊重したという形になりました。
近隣の住民の指摘通り、確かに子供達が騒ぐ声はありました。
そして、近くには民家もあり騒音トラブルを回避することは難しい。
また、子供に静かに遊びなさいというのは現実的に不可能。
このような経緯から、1人のクレーマーの声で青木島遊園地が廃止されることになったのです。
青木島遊園地の廃止に関する長野市の見解
なお、青木島遊園地の廃止に関しては、市として以下の理由を挙げています。
① 児童センター、保育園、小学校に囲まれた立地の特殊性から利用が集中する環境
青木島遊園地の廃止を判断した経緯について
② 現在、遊園地がほとんど使われていない状況
③ 近隣施設の管理者からの「これからも遊園地は使わない(現状では利用が実質困難)。」というご意見
④ 設置を要望した地元区長会からの廃止の要望
⑤ 愛護会活動の担い手がいないこと
⑥ 遊園地用地が借地であり、今後も借地料が発生していくこと
市としては、1人のクレーマーの意見に屈したわけではないと言いたいのでしょう。
色んな方面の意見を聞いた結果、総合的な理由で青木島遊園地の廃止を決定したと言いたげです。
ただ、連日の報道もあってか、世間的には「クレーマー耐性がない」と揶揄されたりしています。
実際問題、ほとんどの市民が廃止には反対していました。
このような状況の中で少数意見に耳を傾けたのが長野市です。
当然ですが、長野市の対応もクレーマーへの忖度だと言われています。
長野市と市民との間に情報連携はなされていなかった
なお、この問題はクレーマー対応の問題だけには止まりません。
合わせて問題となったのは、市と市民の間に十分な情報共有がなされていなかった点です。
青木島遊園地の廃止の決定は、どう考えても1人のクレーマーの影響が大きいです。
そして市は、2022年2月の段階では、青木島遊園地を廃止することを決定していました。
この時、地元区長の同意も得ています。
ただ、青木島遊園地廃止の連絡を市民にしたのは、半年以上あとの10月でした。
そのため、青木島遊園地廃止をその時まで知らない住民も多数いたようです。
長野市の萩原市長もその点については「区長会に任せすぎた点を反省している」とおっしゃっています。
なお、市長に関しても批判の声が殺到しています。
・荻原健司氏はそもそも市長の器じゃないよ( ;-`д´-)
青木島遊園地の廃止に関する世間の声
今回の廃止に関しては、X(旧Twitter)でも様々な声が挙がっています。
・子供達の公園が無くなった。たった一人のクレームで。
・子どもの声がうるさいことをプラスに捉えられない自治体は滅べばいいと思うよ。
・子供の居場所をなくす動きを進めているこのふざけた事例
青木島遊園地クレーマーは信州大学教授斎藤さん?

しかし、ことの発端となったクレーマーは誰なのか?
それが一番気になりますよね...
これに関しては、正確な情報や確定情報があるわけではありません。
ただ、ネットユーザーが電話帳などを使い、とある人物を特定しています。
それが、信州大学の名誉教授の斎藤さんという人物です。
ここで実際の住所などを載せるわけにはいきません。
ただ、問題の青木島遊園地の位置と斎藤さんの家はかなり近いです。
ネット上でも、ひろゆきさんなどがこの件に関して反応します。
信州大学の名誉教授の斎藤さんの功績
斎藤さんは、信州大学の名誉教授です。
東北大学工学部の超優秀な人です。
研究分野は以下の通りです。
- 光情報センシング
- 光応用計測
- 環境情報
- フィールド情報学
また、経歴は以下の通りです。
信州大学HP
- 2004年
教授- 2001年 - 2001年
LURE-CNRS, Univ. Paris-Sud, France & EPFL, Switzerland フ(ランス電磁光応用研究所・スイスローザンヌ工科大学) 客員教授- 1998年 - 1999年
Lund University, Sweden (スウェーデン・ルンド工科大学)客員教授- 1992年 - 2004年
信州大学工学部 助教授- 1990年 - 1991年
Univ. South Frorida, USA (アメリカ南フロリダ大学) 博士研究員
誹謗中傷などは絶対にNG
なお、特定の人物に対する誹謗中傷は絶対にNGです。
クレームを入れた人にも、クレームを入れた人の感情もあります。
実際問題、本当に騒音に悩まれていたというのはあるでしょう。
18年間もクレームを言っていたわけなので、そのストレスは経験していない我々には想像もできません。
今回のことで、特定の人物を攻撃するのはあってはならないことです。
また、市役所等への度が過ぎなクレームはやめましょう。
そうなると、今度はあなた自身がクレーマーです。
本件に関しては、市も個人攻撃を恐れています。
すでに決まってしまったことなので、全員でこの事実を受け止める他ありません。
間違っても、他の地域の住民が面白がって迷惑行為をすることのないようにしなければいけません。
青木島遊園地が廃止されたその後の話

さて、廃止が決定された青木島遊園地ですが、その後どうなったのでしょうか?
時系列で今回の騒動の後の行く末をお伝えします。
2023年4月に原形復旧工事開始
住民からは反対の声も多くあった今回の件。
しかし残念ながら、青木島遊園地の取り壊し工事が行われました。
その時の様子↓
市は青木島遊園地を更地に戻し、地主さんに返還しました。
これにより、完全に青木島遊園地がなくなってしまいます。
なお、完全に更地になたあとの青木島遊園地を議員さんが訪れた動画もありました。
青木島遊園地の代替施設に関して
青木島遊園地がなくなったため、子供達の遊ぶ場所もなくなります。
そうなると、どこか別の場所を確保しなくてはいけません。
その代替施設として決まったのが、近隣の小学校です。
しかし、児童センターと小学校は距離があります。
今までのようにセンターの前で遊べるわけではありません。
ここがまだ問題として未解決ということですね...
青木島遊園地のその後
青木島遊園地がなくなった後の場所は、その後どうなったのでしょうか?
結論、現在は更地のままです。
登記簿上の所有者も変わっていません。
何か新しいものが出来る予兆もありません。
今後どうなっていくのか、注目が集まっています。
青木島遊園地クレーマー事件の問題点と感想

最後に、この問題に関して感想を残します。
あくまで主観的なものです。
老人クレーマーvs若者の構図で捉えるべきではない
このタイプの問題が起こると、「老人クレーマー」という言葉が一人歩きしがちです。
また、今回はクレームの対象が小さな子供達でした。
そのため、老人vs子供という分かりやすい構図で報じるメディアが多いです。
ただ、この問題の本質はそこではないです。
子供達が伸び伸び遊べる場所作りと、近隣住民の快適な生活のバランスが本質です。
そこを間違えずに議論したいですよね。
1人のクレーマーが公園を潰したわけではない
今回は、報道のあり方も少し引っかかります。
どのメディアも「1人の苦情が原因で公園廃止」という見出しでした。
確かに、ギュッと要約するとそういうことになります。
ただ、よくよく調べてみるとそれ以外にも理由はあります。
そもそもこの土地は、借地で20年契約だったそう。
そして残り2年の契約期間であり、市としては契約更新を選ばなかったということ。
時期が前倒しになっていますが、それに関してはクレームが原因でしょう。
あたかも1人のクレーマーが潰したかのように報道するのは、メディアの良くないところです。
上級国民への忖度という風潮
今回の件が炎上している理由の1つが、クレーマーの正体でしょう。
ネットではほぼほぼ、大学教授であることが特定されています。
そのため、社会的に地位の高い人のクレームに、市が忖度したようにも捉えられがちです。
もし本当にそうならば、それは政治や行政への不信感でしかありません。
総括:青木島遊園地クレーマー全解説
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
- 事件背景: 青木島遊園地は長野市に位置し、地元の子供たちの遊び場として利用されていました。しかし、近くに住む一人の老人が、子供たちの遊び声に関して長年クレームを提出していました。
- クレーマーの特定: クレーマーとして名指しされているのは信州大学の教授、斎藤保典さんとされていますが、これは確定情報ではありません。斎藤さんは研究者としての背景があり、光情報センシングや環境情報などを専門としています。
- 遊園地の廃止決定: 青木島遊園地は最終的に廃止が決定されました。公式な理由としては、遊園地の立地特性や利用の集中、管理問題などが挙げられていますが、老人のクレームが影響したとも考えられます。
- 市の見解と批判: 長野市はクレーマーの意見だけでなく、多方面からの意見を聞き、総合的な理由から遊園地の廃止を決定したと説明しています。しかし、市民との情報共有が不足していたこともあり、市長への批判が集中しています。
- その後の状況: 遊園地は取り壊され、土地は更地に戻されました。その後の具体的な再利用計画はなく、地元の子供たちの新たな遊び場所としては近隣の小学校が代替地とされていますが、問題は完全には解決していない状態です。
クレーマーに関しては、以下の記事でさらに詳細が分かります。
クレーマーの特徴・心理・対処法について総合的にまとめています。