郵便局や郵便局員にクレーム・苦情を入れたいと思ったことはありませんか?
そんな時、以下のような疑問をお持ちのかたが多いと思います。
「郵便局へのクレームの入れ方が知りたい。」
「郵便局へのクレームを入れる営業所はどこ?」
「郵便局へのクレームを電話でしたいけどどこにかける?」
などなど...
そこで本記事では、郵便局や窓口でクレームを言う際の全知識を解説していきます。
具体的にどうやってクレームを入れるのかも紹介します。
この記事で分かること
- 郵便局や郵便局員にクレームを入れる方法
- 郵便局に寄せられるクレームの代表例
- 郵便局員にクレームを言うときのコツ
郵便局や郵便局員にクレームを入れる方法まとめ

まず最初に、何かクレームを言いたいと思った時、郵便局のどこにクレームを入れるのかを紹介します。
郵便局へのクレームの入れ方ですが、方法としていは以下の5つが挙げられます。
おすすめ順に並べるとこうなります。
それぞれ解説します。
最寄りの営業所に直接クレームを入れる
最もオススメできるクレームの言い方がこれです。
・最寄りの営業所に直接クレームを入れる
郵便局へのクレームということは、基本的に郵便物関連の出来事だと思います。
その場合、直接業務に携わったのは配達員です。
配達員はそれぞれどこかの営業所に所属しており、営業所が配達物の情報を管理しています。
つまり、クレームを入れる相手としては最も適切だと言えます。
最寄りの営業所を調べる方法は簡単です。
まず、配達伝票などを確認してください。
配達伝票には営業所の名前が書かれているはずです。
もし配達伝票がない場合は、郵便局のHPで最寄りの営業所を調べることができます。
まず、以下のサイトにアクセスしてください。
・ゆうゆう窓口・集荷・配達に関する郵便局を調べる【日本郵政公式HP】
そして、あなたの住んでいる場所の郵便番号を、右側の「郵便番号から探す」で検索します。

郵便番号で検索をかけると、以下の通り最寄りの営業所がヒットします。
例えば「111-1111」で検索をかけると、こうなります。

ここで「浅草郵便局」がヒットするので、そのままクリックしてください。
浅草郵便局の連絡先が出てくるので、そこに電話するか住所に従って直接クレームを言うようにしましょう。

お客様相談センターに電話する
2つ目の方法は、「お客様相談センターへの電話」です。
郵便局には、お客様相談センターが設置されています。
クレームも含めて、郵便局員と電話で話したいときはここに連絡すればとりあえずOKです。
あとは窓口の人が対応してくださいます。
連絡先は以下の通りです。
0120-23-28-86(固定電話から)
0570-046-666(携帯電話から)
0570-046-111(For English)
なお、お客様相談センターは営業時間が以下の通り異なります。
連絡する際は必ず時間を守って連絡するようにしましょう。

本社に直接電話する
3つ目は本社に直接連絡です。
どこにクレームしていいか分からないのなら、直接本社に連絡です。
なお、連絡先は以下の通りです。
03-3477-0111(グループ代表)
ただし、この方法はあまりオススメできません。
なぜなら、手間がかかるからです。
本社に連絡するとしても、最終的には業務を担当している現場に投げることになります。
つまり、どのみち営業所対応になると言うことです。
であれば営業所をまずは自分で調べ、そこに電話する方が話が早いです。
また、本社連絡をいきなりするのは、普通に考えて常識のないクレーマーだと思われやすいです。
相手に文句を言いたい気持ちも分かりますが、それは非常識な行動を正当化できる理由にはなりません。
お客様相談センターにメールで連絡する
4つ目の方法は、メールで連絡です。
この場合、「お客様相談センター」の窓口を使うことになります。
お客様相談センターには、メールでお悩みを送信するフォームがあります。

こちらのメールフォームからもクレームを入れることができます。
ただ、メールのデメリットはスピード感のなさです。
電話に比べて時間がかかる上、やりとりが何回も続くと大変ストレスです。
そのため、急ぎではない時の対処法として使うべきです。
メールでクレームを入れる場合は、以下のHPから送信しましょう。
・日本郵政お問い合わせフォーム【日本郵政公式HP】
郵政行政消費者相談室に連絡
最後は、あまり知られていませんが「郵政行政消費者相談室」にクレームを入れる方法もあります。
郵政行政消費者相談室は、郵政行政に関する意見、要望、各種情報提供を担う期間です。
現場の対応では不服だった場合、こちらの窓口に連絡することも可能です。
なお、郵政行政消費者相談室のHPはこちらです。
・郵政行政消費者相談室公式サイト
連絡をする場合は、原則メールとなります。
メール:yusei-soudan/atmark/soumu.go.jp
- ※迷惑メール防止のため、「@」を「/atmark/」と表記しています。
- ※皆様からいただいた「ご質問」につきましては、原則としてご記入いただいたメールアドレスあて回答させていただきますが、内容によってはこちらから問い合せする場合がありますので、「氏名」 「住所」 「電話番号(市外局番から)」につきまして、差し支えなければご記入下さい。
郵便局窓口や郵便局員に寄せられるクレームの代表例

郵便局へのクレーム内容は、概ね以下の通りです。
そのため、事前に問題解決の方法が分かっているので、以下を参考にするのも1つの手です。
郵便物や荷物が届かない
最も多いのは、「郵便物や荷物が届かない」です。
これに対しては、日本郵政が以下のQ & Aを作成していました。
届くはずの郵便物や荷物が届きません。どこに問い合わせたらいいですか?
調査制度がありますので、最寄りの郵便局へご相談ください。
郵便物等の流れに沿って関係する郵便局を調査し、その結果をお知らせします。
この場合、最寄りに郵便局に問い合わせて現場の職員さんに対応してもらうしかないようです。
参考:届くはずの郵便物や荷物が届きません。どこに問い合わせたらいいですか?
郵便物・荷物の受け取り拒否関連
2つ目は、「受取拒否」に関連するものです。
受け取りたくない荷物をどうやって拒否するのかです。
例えば注文した商品と異なるモノが届いて、それを受け取り拒否するケースなどです。
これもまた、日本郵政が以下のQ & Aを作成していました。
注文していない品物や、注文と違う品物が届いた場合、どこに問い合わせればいいですか?
注文と違う品物が届いた(内容品に相違があった)場合は、受取人さまから差出人さまにご連絡いただくことになります。
また、注文していない品物が届いた場合は受取拒否をしていただくようお願い致します。受け取りの際は、必ずご本人さまのご依頼のものであるかご確認をお願いします。弊社では一度お受け取りになったものは、返品・返金に応じられませんのでご注意ください。
万が一受取ってしまった場合は、受取人さまから差出人さまにご連絡いただくことになりますので、ご了承ください。
この場合、日本郵政にクレームを入れてもしょうがないです。
売り手と直接交渉するしかないので、日本郵政にクレームを入れるのはやめましょう。
参考:注文していない品物や、注文と違う品物が届いた場合、どこに問い合わせればいいですか?
誤配に関するクレーム
3つ目は「誤配」です。
自分に送られるはずではなかった商品が、誤って自分に送られてきたケースです。
これもまた、日本郵政が以下のQ & Aを作成していました。
他人あての郵便物が届きましたが、どうしたらいいのでしょうか?
万一、他人さまあての郵便物が配達された場合は、郵便物の表面に誤配達である旨記載した付せん等を貼っていただき、郵便差出箱(郵便ポスト)に投函していただくか、郵便物の誤配達があったことを最寄りの郵便局、又はお客様サービス相談センターにご連絡ください。
当社が配達した郵便物等でないものについては、郵便差出箱(郵便ポスト)へ投函する等、当社にお申出いただくことはできません。
当社が配達した郵便物等でないものの主な例は、その表面に「これは郵便物ではありません」、「○○メール便」といった表示がされているものです。
これらの配送物については、その配送物の運送サービスを行った事業者さまにご連絡ください(配送物の表面に連絡先が記載されているものもあります。)。
参考:他人あての郵便物が届きましたが、どうしたらいいのでしょうか?
送った郵便物が自分のところへ戻ってきた
最後は、「差し戻し」です。
送った荷物が自分のところに戻ってきたことに対して、クレームを入れたくなる人も多いでしょう。
これもまた、日本郵政が以下のQ & Aを作成していました。
送った郵便物が自分のところへ戻ってきてしまいました。再度送りたいのですがどうしたらいいですか?
郵便物等が差出人さまに返還される(戻ってしまう)場合、返還理由が郵便物等に記載されています。
つまり、返還理由が書いてあるので、わざわざ問い合わせてクレームを言うのはご法度です。
ちゃんと確認しましょう。
参考:送った郵便物が自分のところへ戻ってきてしまいました。再度送りたいのですがどうしたらいいですか?
郵便局員にクレームを言うときのコツ

最後に、郵便局や郵便局員にクレームを入れる際のコツを紹介します。
クレームの本質は、問題解決であり怒りの感情のブチまけやストレス発散ではありません。
くれぐれも悪質なクレームを入れないようにしましょう。
郵便局にクレームする際のコツは以下の3つです。
それぞれ解説します。
お願いではなく「質問」する
クレームを入れる時に一番大事なことは、「要求しない」です。
要するに、企業の担当者からクレーマーだと思われないようにするのが一番のポイント。
あれしろこれしろだと、正直相手はあなたをクレーマーだと無意識に思い込んでしまいます。
担当者だって人間です。
あなたに対してネガティブな印象を持ってしまうと、対応も荒くなります。
そうなっては、結局あなたが損をします。
そこで、お願いベースではなく「質問ベース」で話してください。

商品が送り返されてしまったんですけど、どうすればいいですか?
相手に問題解決をさせるイメージです。
「事実」だけを淡々と話す
クレームを入れる時は、とにかく感情的にならないことが大事です。
先述した通り、クレーマーとみなされると、結局あなたが損するからです。
そこで、話すときにあなたの気持ちを決して言わない。
目の前で起こっている事実だけを話してください。
その上で相手に自分の気持ちを考えさせ、しかるべき対応をするように仕向けるのが一流のクレームです。
本気で困ってる感を出す
最後は、本気で困っている感を出すことです。
焦っている感じとかでもOKです。
人は、目の前で困っている人を助けたいと思う生き物です。
論理武装して正しいこと言ってるクレーマーは、正直助けたいとは思われません。
であれば、助けたいと思われるような自分を演じればいい。
困っている感を出して、相手が進んで助けたいと思えるような振る舞いをしましょう。
総括:郵便局や窓口にクレームを言う際の注意点まとめ
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
郵便局でのクレームの入れ方に関する記事の要約です:
- 郵便局にクレームを入れる方法
- 最寄りの営業所で直接クレームを入れる。
- お客様相談センターに電話する。
- 本社に直接電話する。
- お客様相談センターにメールで連絡する。
- 郵政行政消費者相談室に連絡する。
- 郵便局でよくあるクレームの例
- 郵便物や荷物が届かない。
- 郵便物・荷物の受取拒否。
- 誤配に関するクレーム。
- 差出人に郵便物が戻ってくる。
- 郵便局でクレームを言う際のコツ
- 要求ではなく「質問」する形で話をする。
- 「事実」だけを淡々と話す。
- 本気で困っている様子を見せる。
クレーマーに関しては、以下の記事でさらに詳細が分かります。
クレーマーの特徴・心理・対処法について総合的にまとめています。