クレーマーって男性と女性どっちが多いの?
感覚的には、なんとなく女性の方が多いと思う人はいないでしょうけ?
結論、クレーマーは男性より女性の方が多いです。
しかしなぜ、女性の方がクレーマーが多くなってしまうのでしょうか?
本記事では、クレーマーに女性が多い理由を解説します。
この記事で分かること
- クレーマーの男女比のデータ
- クレーマーに女性が多い納得の理由
- 高学歴なクレーマー女性も多い
Contents
クレーマーは女性に多い!男女比を比較した結果

冒頭で、クレーマーは女性の方が多いと言いました。
これに関しては、感覚的なものもありますが、きちんとデータもあります。
まずはデータベースで、クレーマーの男女比を紹介します。
クレーマーの男女比の割合
まず最初に、以下のデータをご覧ください。
以下は、「消費者行動に関する実態調査」と言う資料です。

一般消費者の数をNとした時、クレームを言ったことがあると答えた人は全体の39.2%です。
要するに、10人中4人はクレームをしたことがあると言うことです。
そして、比較すべきは男女の割合の差です。
男性の場合、クレームを言ったことがある人は35.6%。
それに対して女性は、42.6%と言う結果です。
つまり、男性に比べて女性の方が7%もクレーマーが多いと言う結果が出ています。
何となく、女性クレーマーの方が多いのでは?と思っていた人も多いでしょう。
今回は、データーベースで見ても、やっぱり女性の方がクレーマーが多いと言うことになりますね。
女性クレーマーの多くは40代・50代!主婦クレーマーが多い
なお、この調査結果には、年代別の比較もなされていました。
その結果が以下の通りとなります。

出典:消費者行動に関する実態調査
これより、男女ともに40代・50代がクレーマーのピークです。
女性に関して分析すると何か見えてきませんか?
要するに、主婦クレーマーが圧倒的に多いと言うことでしょう。
クレーマーに女性が多い納得の理由3つ

クレーマーに女性が多いと言うことは、感覚的にもデータ的にも間違えないように思えます。
しかしなぜ、女性にこうもクレーマーが多いのでしょうか?
女性にクレーマーが多い理由として考えられるのは、以下の3点です。
それぞれ解説します。
商品サービスを実際に購入するのは主婦
女性にクレーマーが多い理由に、実際の決裁権者は誰なのか?問題が関係します。
データで見た通り、クレーマーで最も多いのは40代や50代です。
一般的には主婦層とされている年代ですね。
そして、日本家庭においては、まだまだ女性が家庭の財布を握っています。
そのため、モノやサービスを購入ているのも女性です。
クレームは実際に購入した人がするものです。
このことから、必然的に女性がクレームを言う構図が出来上がります。
また、旦那の方が家庭の消費に無関心というのも大きいです。
特に子供に関する出費などはそうです。
学習塾などの面談も、基本的に父親ではなく母親がしますよね。
こう言った背景もまた、女性の主婦クレーマーが特に目立つ理由の1つでしょう。
女性には接客業の経験者が多いから
クレームをしてしまう人の中には、とある共通点があります。
それは、
・接客業の経験がある
と言うことです。
接客業の経験がある人は、接客の心得も当然あります。
他社の接客がイマイチだと、どうしてもそれが気になってしまうものです。
それゆえ、接客業経験者の方がクレームが多くなりがちです。
なお、女性は全体的に接客業の経験者が多いです。
窓口業務や店舗スタッフなど、バリバリの接客系の主婦さんって多いでしょ。
また、若い女性の仕事の大半は、何だかんだ接客業です。
このこともまた、女性クレーマーの方が多い理由の1つです。
社会的な地位が高くない人の憂さ晴らし
クレーマーの中には、クレームを言うことに快感を覚えている人も少なくありません。
特に、社会の中で自らの価値を認めてもらえていない人。
このタイプは、クレームを言うことで、自らの優位性を確認したがる傾向にあります。
女性の場合、どうしても社会的には立場の弱い人も多いです。
専業主婦で社会から隔離されている人。
パートタイムで働いて、どこか自分に自信を持てていない人。
男社会で疲弊して、常に劣等感を感じている人。
このタイプは、クレームにハマってしまう傾向があります。
クレームを言っている時だけは、自分の官女の全てをブチまけることが出来るからです。
女性の中には、憂さ晴らしのためにクレームをしている人も少なくありません。
高学歴なクレーマー女性が多い理由

クレーマーになる女性には、意外と高学歴が多いです。
ではなぜ、高学歴なクレーマー女性が多いのでしょうか?
理由は以下の3つです。
それぞれ解説します。
知的な人はクレームを頻繁に起こす傾向あり
男女問わず、クレーマー気質な人は賢い人が多いです。
賢いからこそ、製品サービスの課題を適切に言語化できます。
だから、クレームの仕方もロジカルで間違っていない。
ゆえに、クレーマーと呼ばれやすいです。
そうすると、高学歴な女性にクレーマーが多いことにも納得が行きます。
プライドが高く自分が正しいと思っている
高学歴な女性は、一般女性よりもプライドが高いです。
勉学においては立派な成績を出している人物です。
男性にも負けず劣らずの頭脳を持ち、非常に論理的な人間です。
だからこそ、間違ったことが許せない。
企業の細かいミスも許せない。
高学歴女性のクレーマーは、このように誕生します。
また、プライドが高い人は、人一倍被害者マインドも高いです。
「何で私がこんな目に!」と内心思っています。
これもまた、高学歴女性のクレーマーが多い理由の1つです。
独身で拗らせている女性がクレームしている
高学歴のバリキャリ女性は、そこそこ売れ残りも多いです。
若い時はバリバリ働いてキャリアを育てていたでしょう。
しかし、気付いたら婚期を逃し、寂しい独身おばさんになっているケースも多いです。
このタイプの女性は、異常なまでにクレーマー気質です。
あらゆることを拗らせているタイプのクレーマーです。
独身で肩身の狭い気持ちを普段しています。
そのストレス発散のはけ口として、クレームを起こしています。
高学歴女性で売れ残った人間の末路、それがクレーマーです。
総括:クレーマーに女性が多い納得の理由
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
- クレーマーの男女比のデータ
- 消費者行動に関する調査から、全体の39.2%がクレーム経験あり。
- 女性のクレーム経験率が42.6%で、男性の35.6%に比べて7%高い。
- 主要な理由:
- 商品サービスの購入者が主に女性(主婦)
- 家庭の消費責任を持ち、クレームの主体者。
- 女性に接客業経験者が多い
- 接客業経験から生じる高いサービス期待値。
- 社会的地位が低くストレス発散の手段として
- 日常のフラストレーションをクレームを通じて発散。
- 商品サービスの購入者が主に女性(主婦)
- 高学歴女性クレーマーの特徴:
- 知的な背景
- 高い知性と理解力でクレームを具体的、ロジカルに表現。
- プライドが高い
- 自己の正義感強く、間違いを容認しない性格。
- 独身での社会的プレッシャー
- 高学歴でキャリアを積むが、社会的・個人的な期待によるストレスが原因でクレームに走ることがある。
- 知的な背景
クレーマーに関しては、以下の記事でさらに詳細が分かります。
クレーマーの特徴・心理・対処法について総合的にまとめています。