クレーマーに圧倒的に多いのが「おばさん」です。
40代・50代の女性クレーマーは、すべてのクレーマーの中で最も多いです。
以下のデータを見てください。

実際の統計データを見ても、40代&50代のクレーマーは一番割合的に多いです。
しかしなぜ、女性クレーマーにおばさんがこうも多いのでしょうか?
本記事では、おばさんクレーマーが多い理由特徴&対処法を解説します。
この記事で分かること
- おばさんクレーマーが多い理由
- おばさんクレーマーへの対処法3選
- おばさんクレーマーがどうしても苦手な人のキャリア選択
Contents
おばさんクレーマーが多い理由

一体なぜ、日本社会にはこうもおばさんクレーマーが多いのでしょうか?
その理由は、中高年女性ならではの理由を紐解けば分かります。
おばさんクレーマーが多い理由は、以下の3つです。
それぞれ解説します。
更年期のホルモンバランスの乱れ
中高年の女性は怒りっぽい。
こんな話を聞いたことはありませんか?
これは俗に言う、「更年期障害」のことです。
女性は年齢とともに4つのライフステージ(思春期・性成熟期・更年期・ 老年期)を経験します。
更年期ラボ
個人差はありますが50歳前後の年齢で閉経を迎え、この閉経の時期をはさんだ前後10年間(一般的に45〜55歳頃)を”更年期”といいます。
年齢を重ねるごとに卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が急激に減少することでホルモンのバランスが崩れ、心身にさまざまな不調があらわれる人もいます。
ただ、更年期の症状はエストロゲンの減少だけでなく、心理的な要因(仕事や家庭環境など)も複雑に関与するため、個人差が激しく、全身のあらゆる箇所にあらわれます。
一言で言うと、
・40代50代の女性はホルモンバランスの乱れが原因で怒りやすい
そう言うことです。
それゆえ、クレーマーも多発します。
ホルモンバランスの乱れが原因で感情が抑えられず、クレーマーおばさんになる人が多いと思われます。
子育てのストレスのピーク
40代や50代の女性は、子育て世代です。
そして、子供の様々なライフイベントと重なる時期です。
30歳で出産した人なら、子供は15歳です。
この時母親は45歳で、ちょうど子供の高校受験と重なります。
高校受験は、まず最初のストレスピークです。
中学生の子供なんて、自分の思い通りに全く動きません。
「勉強しなさい!」と家で親子ゲンカもしょっちゅう起こります。
そのため、おばさん達のストレスも完全にピークを迎えます。
そんなクソ大変な時期に、会社がクソみたいなサービスをしてきたらどうなるか?
クレームを言いたくなりますよね。
また、イラついているからこそ、小さなミスも許せなくなっていきます。
この時期のおばさん女性は、とにかく心に余裕がありません。
そのことが、クレーマーおばさん大量発生の原因の1つです。
家庭の財布の紐を握る存在だから
おばさん女性の大半は主婦です。
そのため、実際に商品やサービスに対してお金を払う張本人であるケースがほとんど。
日本では、まだまだ女性が家庭の中では決裁権を持っていますよね。
そのため、必然的におばさんクレーマーが多くなってしまいます。
男側はそもそも購入者ではないですから。
もちろん、独身でおばさんの人は言わずもがな。
要するに、男性よりも女性の方が買い物する機会が多いです。
その分、女性クレーマーが多くなってしまう。
まして、40代や50代は子育て関連で買い物も非常に多い時期です。
買い物する回数が増えると言うことは、その分クレームの回数も増えやすい。
これが、中年おばさんクレーマーが多くなってしまう理由でもあります。
おばさんクレーマーへの対処法3選

次に、おばさんクレーマーへの対処法をお伝えします。
おばさんクレーマーの対処法は、以下の通りです。
それぞれ解説します。
出来るだけ若い男の子に対応させる
まず最初の対処法。
・若い男性に対応させる
これです。
おばさんクレーマーの対応は、相性の問題が大きいです。
例えばおばさんクレーマーとおばさん従業員。
こんなの相性最悪です。
両方とも主張の強いめんどくさい系同士なら、なおさら最悪です。
また、若い女性もおばさんとの相性がまあ悪い。
そもそもおばさんは、若い女性に嫉妬しかありませんからね。
そうなると、おばさんクレーマーの対応にオススメなのは若い男性です。
若くて賢い系の頼れる男子社員が理想です。
このタイプがおばさんクレーマーの処理に当たると、結構上手くいきます。
おばさんクレーマーのいい話し相手になるからでしょう。
また、おばさんクレーマーに以下のような感情も生まれます。

これ以上、若い男の子に文句言うのはかわいそうか。
もう辞めておこう。
この状態に持ち込めば、基本的にクレームは止まります。
論破しない!感情に訴えるトーク術を身につける
おばさんクレーマーの特徴。
それは、「感情論」です。
女性はもともと、論理ではなく感情で生きている生物です。
そのため、クレームの内容もお気持ちの問題が大きい...
だから、最もよってはいけないことは「論破」です。
また、正しさの押し付けも厳禁です。
仮にあなたの提案が正しくても、正しいことを言われて諭されている感じが気に食わないからです。
それゆえ、まずはおばさんクレーマーの話には共感しましょう。
共感して、相手の感情に寄り添ったトークをする。
今回は、「〇〇でお困りだったんですよね?」と気持ちを言語化してあげる。
こんな風にして、まるで少女と会話するように接するのがポイントです。
あなたのことが一番!スピード対応が命
おばさんクレーマーとは言え、中身は女性です。
そして、女性はいくつになっても、こう思っています。
・私のことを一番大事にして欲しい
いい歳して何を...とか思っちゃダメです。
そこは女性の心理の問題なのです。
だからこそ、クレーマーおばさんを一番大事な存在として取り扱いましょう。
最も大事なことは、スピード対応です。
何よりも優先して自分に対応してくれていると感じさせるのがコツです。
ここでおばさんクレーマーの心を掴めば、クレーム解決までもうあと一歩です!
おばさんクレーマーがどうしても苦手な人のキャリア選択

おばさんクレーマーは、正直なところイラつきます。
正直、全クレーマーの中で最も腹が立つのがおばさんクレーマーではないでしょうか?
ネチネチとしつこい系のクレーマーも多いです。
また、感情むき出しのブチギレ系も多いです。
そして、全くもって理屈が通じない系の頭おかしいクレーマーも多い。
仕事をしている人間としては、おばさんクレーマーが最も厄介です。
なお、おばさんクレーマーへの対応は、向き不向きもハッキリと分かれます。
もしあなたが向かないと感じているなら、今後それが天職になる可能性はほぼゼロです。
早目に違うキャリアを考えるなどしないと、本当に手遅れになりますよ!
最後に:クレーマーおばさんが多い理由&対応術
最後に、本記事のまとめを残しておきます。
この記事のまとめ
- おばさんクレーマーが多い理由:
- 更年期のホルモンバランスの乱れによる感情の不安定。
- 子育てのストレスピーク、特に中学生の子を持つ親のストレスが関係。
- 家庭での財布の管理者であることが影響。
- おばさんクレーマーへの対処法:
- 若い男性従業員に対応させることで相性の問題を避ける。
- 論破を避け、感情に訴えるトーク術を用いる。
- スピード対応を心がけ、顧客を優先することで安心感を与える。
- おばさんクレーマーが苦手な人のキャリア選択:
- おばさんクレーマーに対応できない場合、その職種が天職でない可能性が高い。
- 自身の向き不向きを早期に判断し、適切なキャリア変更を考慮することが推奨される。
クレーマーに関しては、以下の記事でさらに詳細が分かります。
クレーマーの特徴・心理・対処法について総合的にまとめています。